トップページ山口県宇部市松山町1-7-27

 コラム 節の記 − No.001 集まって住むということ


  私は、約30年前、ある教育機関に一時期籍を置いていました。その間、日本各地の集合住宅や、伊勢・志摩地方一帯の漁村集落の住まい方調査を、約5年間していました。

 歴史的、地理的に見ても、特に漁村等の高密度な居住形態は、日本特有のスタイルではなく、世界各地で今なお、見られるものです。

 調査をしながら感じた事ですが、長い年月を経てもその居住形態を維持し続けられる理由は、人々が密に付き合っていけるソフトな人間関係(風習、慣習、祭事等)と、生活を包含するハードな建築的構造と仕掛けとが、有機的かつダイナミックに融合しているからではないかということです。

 10年以上経て、再度調査地を訪れて見ると、あまり変わらない風景にどこか懐かしさと安堵感を覚えるのと同時に、路地を歩くと住居の内部が様々に改修されていることが見られて、驚かされることが多々あります。そんな時、人々が集まって住み、その環境の中で良好な人間的生活を営むため、長く培われてきた生活の知恵やその裏に隠されたたくましく、かつ健全な精神性、そして徐々に変化する生活スタイルに対応し続ける建築の息づかいを、強く感ぜずにはおられません。

 私共が、皆様に御提供する住まいやその他の建築物も、出来れば人々の変化し続ける営みに充分答えられる機能性と、数世代にも渡り住み続けることを前提にした安全性と安心感、そして住む人の生活の知恵や表情が、四季折々に映し出される暖かみのある器(うつわ)でなければならないと考えています。

 これからしばらく仕事や日々の生活を通して、感じますことをこのコーナーを通して皆様にお話し出来ればと思っています。
漁村の写真

漁村の写真

2005.11.07
高 橋 文 男

節の記トップへ戻る →
002 →


homeトピックス会社案内作品紹介技術紹介家づくり住まいのリフォーム
  耐震診断コラム節の記地域活動採用情報お問い合わせリンクサイトマップ
〒755-0026 山口県宇部市松山町1丁目7番27号 高橋建設株式会社
TEL 0836-34-1511 FAX 0836-34-1595
Copyright(C)2005-2018 高橋建設株式会社 All Rights Reserved.