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 コラム 節の記 − No.003 構造計算って何ですか?


 建物の計画を打ち合わせ中に、時々施主様から、「構造計算って何ですか?」という質問をいただくことがあります。建物を設計する時には必ず建ぺい率、容積率、採光、排煙、防火等、建築基準法で定められた規則を順守しているかどうかをチェックするのと同時に、地震や台風等の災害に耐え得るような建物にするため構造計算を行うことが大切なんですよと説明させていただきますが、ほんとうに理解していただいているかはわかりません。

 施主様と打ち合わせをしていて気付くことですが、工事にかかる費用や工期、意匠、広さ、設備のグレード等の質問はよくされますが、建物の構造や、耐震性、安全性についての質問を受けることはあまりありません。まだまだ、こういった面での関心は一般的に低いのかなと思います。

 建物をつくる時、その大きさがある規模を越えると基準法によって確認申請時に構造計算書を提出する必要がありますが、当社ではどんな建物でも必ず構造上の安全性のチェックを行っています。この作業を行わないと、力学上の建物の安全性が保障されないからです。

 今年の11月に千葉の設計事務所によるマンション、ホテル等の構造計算書の偽造が明るみに出て、大きな社会問題に発展してきました。事件の全容はいずれ近いうちに解明されると思われますが、偽造の対象となった建物は、本来50年以上のロングスパンの中で快適な住空間を提供できる資産であったはずが、一転して震度5程度で倒壊の恐れのある危険建築物として、不良資産化してしまったことは、大変悲しむべき事態です。

 建築物は、スーパーマーケット等で展示販売されている商品のような消耗品ではありません。地球の貴重な資源を活用するのですから、完成した建物が50年、100年といった長い期間使用に耐え得る資産となるように、私共建築の開発、設計、施工に関わる人達はしっかり認識して業務に取り組むことの大切さをこの事件を通して感ぜずにはおられません。

写真1  写真2


2005.12.02
高 橋 文 男

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